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和歌山・不思議系

SAW

20/6/14 08:18
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さてさてお次はこちら。年間2000本以上映画を観る変態(笑)が選んだNo.2にくる作品!


初めて観たのは本当にたまたまDVDを買おうと思い、パッケージと裏面の内容が私の好きそうなジャンルで購入。


発想の勝利。
このような限られた状況下にある人間の極限の状態をスリリングに描いた作品のことを映画をソリッド・シュチュエーションスリラーという。

SAWはその代表的な映画であり、この作品以降こうした言葉が広まって、似たような映画がたくさん作られた。

それほどこの映画は衝撃的だった。

まず2人が鎖に繋がれて、なにがなんだが分からないところから始まる。
2人と犯人の関係、どうやって脱出するのか、生きて帰れるのか、様々な疑問が少しずつ解決していくかとおもいきや、そのたびに予想を裏切られる。そう簡単には終わらない。

そしてあの有名なラストシーン。
我々の想像の遥か上をいく。
結末を忘れた頃にまた見たくなる映画である。

こんなに流行ると思いもしなかった(笑)

しかし無名の若者たちの企画を受け入れてくれる映画会社は、本国オーストラリアには存在しなかった。そこで監督(ジェームズ・ワン)と脚本(リー・ワネル)はハリウッドに飛び、売り込みを開始。感触は悪くなかったが、決め手もなかった。“まず短編を作れ”というアドバイスを受け、ワンはワネルを主演に起用して、プレゼン用の短編を撮った。

 現在では『ソウ0.5』というタイトルで知られているこの短編作品。これがハリウッドで評判となり、企画にゴーサインが出たばかりか、ワンの監督、ワネルの主演という無名のフィルムメーカーには願ってもいない条件を手に入れる。最終的な製作費120万ドルはハリウッドでは低予算だが、彼らにとっては大金だ。なにしろふたりは当初、3万ドルで作ろうとしていたのだから。

120万ドルで作られた同作は世界興収1億ドルを突破。経費の約85倍の利益を上げたのだ。低予算でもヒットを飛ばすことがある映画界では、時としてこのような凄まじいコスパのヒット作が生まれるが、それも作り手の才能があってこそ。

まさにアメリカンドリーム!
(c)gran-tv.jp