そこは既に熱く濡れていて。
それに気づいたのか、彼は下着の横からするりと指を入れてきた。
「あっ!」
その刺激に、思わず唇を離してしまう。
「…ここ、すごく濡れているけど…どうしたの?」
入り口を指でさするだけで、くちゅくちゅと音が響いた。私はただ、喘ぐことしかできない。
「それ、は…」
「こんなにトロトロにして。一体何をしていたのかな…?」
耳元で囁くと、そのままぐっと左手の中指を奥に入れてきた。
自分ではどうしても届かなかった場所に容易く届く。
「ぁんっ!」
「…一人でしてた?」
囁かれながら、奥のコリコリとした所を執拗に刺激され、私は膝を震わせる。
「ご、ごめんなさ…あぁっ!」
「ここ、届かなかったでしょう?」
「あ…あっ、あん」
腰をひくつかせながら、彼のスーツのジャケットにしがみつく。
指を動かす度に、床にはポタポタと雫が滴り落ちていて、私はもう立っているのが限界だった。
膝に力が入らなくなっている私を右手で抱え、シンクに腰掛けさせられる。
「エプロン…持ってて」
座った状態でエプロンの裾を持ち上げると、濡れてシミになっている下着が丸見えになった。
彼は下着をずらしたまま、まだ奥の刺激を止めない。
クチュクチュと卑猥な水音を響かせながら、彼は、かき回すようにして激しく刺激してきた。
「あっ、ダメ…!それダメ、出ちゃう…!」
「いいよ、出して」
慌てて彼の腕を掴むが、愛撫は激しくなる一方で。
「ダメ!出ちゃう…汚しちゃう!」
「いいから…」
「やあぁっ…!」
イヤイヤと首を振っても、許してはくれなかった。
散々焦らされていた身体の奥とGスポットを激しく責められて、達しないわけがない。ぷしゃぁっ…と中から勢いよく飛び出した液体が、彼の手首までびっしょりと濡らしていた。