☆ほしの白金☆(150)
ほし(46)
千葉・おバカ系

でも生きてた話

19/12/9 11:03
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これまでのお話

地図なしチーム
森で迷子

続き

『班長め、地図も持たないお前は勇者にはなれぬ!ドラクエで言うところの!』と、ブツブツ思いながらひたすら目的地も判らず歩き続ける。
日は暮れる一方。
途中に『熊に注意!熊が出たら鳴らせ!ドンドン太鼓』とか言う訳の分からない看板見つけちゃったからもう大変。(多分先生がアトラクション的に立てたんだろうけど)
先生よ…お遊びで立てた看板に、まんまとビビらして頂きましたよ。大成功だよ。
皆で蒼白涙目、不安から呼吸もあがりハァハァ言いながらがむしゃらに歩き回っていましたら、朝スタートした広場にポン!と出られたのでありました。
泣きそうな顔の数名の先生。チーム我々の帰還を喜ぶ児童たちの大歓声。
そりゃそうだよ、ゴール予定時間から1~2時間経ってもいっこうに帰ってこないんだから。
情けなくて本気で泣きたかったチーム我々。
マラソン大会でビリッけつゴールした時の、既にゴールした皆からの良く頑張ったといういらない歓声を受けた時の恥ずかしさに良く似てる。

その日の夜、キャンプファイアがあったけど、チーム我々の私を含む女子二人、ダリぃので腹が痛いと嘘をつき、バックレて部屋でぐうたら喋り倒してました。

そしたら引率で来てた校長がやってきて、
『お腹痛いんだって?薬があるから校長先生の部屋に来て、薬を飲んでわたしの部屋で寝なさい』
と、言った。
なぜ全員参加のキャンプファイアに校長が参加していないのか?
オリエンテーリングのお陰で危険を瞬時に察知出来るようになった私たち
『え…別にいりません。大丈夫ですから。』
とお断りしましたけど、
多分エロいことでもするつもりだったのだろう。
だって薬とかっつったら、保健の先生が普通出てくるよねー
なんで校長の部屋で一緒に寝なあかんのじゃ(怒)

私の方向音痴&迷子癖はここから始まった。


終わり
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