nana☆さんのブログ(39)
nana☆(45)
ヒミツ・人妻系

nanaの妄想小説!!

20/3/27 12:39
206 16
【舞子と叔父さん】第3話

「かずさん!!早く来て!!!」

急いでパンツとTシャツをつけているかずひろを見ないよう壁を向いていたが、早くしないとアレがどこかに行ってしまう!と焦る。

「ど、どうしたの?舞ちゃんっ…」

「いいから来て!!」

Tシャツを掴むようにして自分の部屋に連れていった

「あれ、、ほら、、見て!!イモリ?ヤモリ?わかんないけど…やだーー!!!」

「あ~壁チョロだな。ヤモリだよ。家を守るからヤモリ。よーしよし、、すばしっこいなこいつ!」

「いやー!!早く、、やだ、こっちきた!」

格闘すること数分。なんとかヤモリを捕まえて窓の外に出してくれた。

ふう…2人して大きな息をついた。

落ち着いて考えると、お風呂上がりの人を捕まえて、しかもパンツとTシャツのまま引っ張ってきてしまった。

「あ、ありがとう。あのごめんね?」

気まずい思いでそぉっと顔を伺うと、かずひろが優しい顔でこっちを見ている。
ああぁ、、やっぱり好きだ…この人が。

体が自然に動き、気がつくと大きな胸に飛び込んでいた。

「怖かったよぉ…。」

ヤモリのせいにしよう。今だけこうしていたい。ぎゅっと背中に手を回ししがみつくと、かずひろは背中を優しく撫でてくれた。大きいな手がゆっくり動いている。

「かずさん……私…す……き
じゃないの、ああいう爬虫類」

思わず、、
好きだと言いそうになりごまかした。もうすぐ離婚して、かずさんは新しい人生をスタートさせる。そんなタイミングで私から告白をされても困るだけだ。

これが最初で最後。
いい思い出ができたな、、
そっと身体を離そうとすると、撫でていた手が止まり、その手が私の背中を強く抱きしめた。
えっ?
「舞ちゃん…もう少し…だけ…」
切ない声が耳元に届いた。

4話に続く

(c)gran-tv.jp