ドロシーと銀の靴(77)
ドロシー(42)
ヒミツ・人妻系

たまには、随想めいたお話など。

22/1/6 12:46
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例えば私が。
犬や猫なんかを『かわい~♡』などと愛でて、お花の世話なんかを甲斐甲斐しく出来て、ゴツゴツしてない身体で、優しい声で…可愛らしさのあるザ・オンナノコ。

…であったならば、今の私を羨ましく思う所があるかなぁ、なんて考える。

昨今、LGBTQなど性的マイノリティの問題が話題に上がることが増えた世の中ですが、彼らほどの人生や命をかけた悩みや苦悩でなくて申し訳ないながらも、自身もやはり、アイデンティティの確立などに迷々している次第であります。
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昨日の地元新聞に「(ハル)」という1996年の映画の紹介記事があった。
オススメされた訳ではないですが、観てみようと、思っている映画。
“この映画から四半世紀。多くの人がスマホを持ち、SNSの危険性も問題になっている。そんな時代だから主人公達が、お互いのメールに真剣に向き合い、仕事や恋に真面目に頑張っている姿が、より一層さわやかに感じられるのだろう”と紙面では評されていた。

お互い対等な立場で、理解し合い認め合い、
心理的な距離はやがて、物理的な距離を超越する境地にまで近付く。心に住まう、という感覚。

逢うことが一番ではない。
その前提で、あなたに恋をしたので。

見つめ合って心を解かすのではない。
その前提で、あなたに恋をしたので。

触れられないなら、
指先が織りなす甘美な言葉の応酬に…
誰の肌を思い出すのか。
誰の顔を思い浮かべるのか。
誰の髪を思い起こすのか。

その全てを
私でアップデートしてやりたい。

そして
『私とセックスしたいの?』
と、意地悪に問われれば、
『もちろんです。』
と、元も子もない返事を即答。笑

“いいオトナ”だからこそ、わかる『純愛』。
“いいオトナ”だからこそ、貫ける『純愛』。

今後の物語に、期待^^
(c)gran-tv.jp