なんで
セックスしなかったんだろう。。
なんて痴女的思考を燻らせながら、素知らぬ顔で始める1日。
土曜日にあなたのお家で過ごしている。
ずっとくっついていられて二人きりでとても幸せな時間。
気がつくと20時。
「まだ大丈夫なんですか？」
私が尋ねると
「大丈夫。」
慌てる様子がないので、奥様はまだ帰ってこないんだな、と私は思う。
だけど私は帰らなきゃ。
遠いところから来ているから。
帰る時、初めてキスをした。
あなたは微笑んで頭を撫でてくれたけど
何も言わなかった。
私は後ろ髪をひかれながら家路につく。
高層ビルをパルクールよろしく飛び越えて、そして海を、山を超えた。
スパイダーマンさながらアクロバティックに家に帰り着いて、
「ごめん、遅くなって！友達の家で寝ちゃってて。。」と子供に言った。
日常に戻る私は考える。
「海の上、走れたらなぁ…。」
という、明け方の夢の話。
セックスしたいから、する。
ただ欲情を満たす為だけでいいなら、その潔い良い生々しさには救われる気がする。
こころが疼く純欲望には、痛々しい虚しさが募る。
「一緒に寝よう？」
夢の中くらい、肌を重ねることを赦されたい。
さあ、今年もあと少し。
そしてクリスマスが今年もやってくる…
そんなわけで
皆様、健康に留意して日々をお過ごしください＾＾