ドロシーと銀の靴(77)
ドロシー(42)
ヒミツ・人妻系

寄り添えたなら。

24/2/2 17:18
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丁寧な暮らしとは言えない毎日で、
無駄に慌ただしく、食事も丁寧とは言えない。
とりあえずのカロリー摂取に留まって、味覚や多幸感など諸々の食べる楽しみは何処へやら。。

『食べたい!』と思って自分のために握る塩にぎりと、最後の一滴まで注ぎ切った緑茶と。
今のところ、そんなひとり時間に吸い込む空気が一番、肺の中にいっぱい入る気がしてます。

幸せは薄味かもしれない。
物足りなくなったり、見逃してしまったり。


先月、“特別”な記念日があり
いただいた贈り物。
そのお心尽にはいつも感激しておりますが、
今回このお箸には私の名前が入っていて、
それを見つけた瞬間、悲鳴のような歓喜の大声をあげてしまったのでした。

人の心はうつろうもの。
思い悩むこともまた多し。
けれど、
「いつか、思い出話をしましょうね。
あの場所での「恋」にどれだけ、私たちが支えられたか。」
盟友の言葉にハッとして、無事に自己完結。

もちろん、恋だけじゃないけれど。
“特別”な自分は、誰かとの繋がりの中に生まれるものであって、そんな風に思わせてくれる人との出逢いには感謝しかないのでございます。

いつまでも、
大切なひとの心に“はし”をかけていたい。
そしていつまでも寄り添えたなら尚嬉し。

さぁ、美味しいご飯を食べましょう。
私のこころとおなかを
たっぷりいっぱいにしてくださいね。
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