ちょっとした運の悪さで、擦ってしまったパーツを見せに車屋さんに行き、車を降りる際、
『お荷物は大丈夫ですか？』
『海老が乗ってますけど、邪魔になりますか。』
『…貴重品でなければ構わないのですが。』
『海老です。』
『まさかの海老。』
若干コントの様な件を経てからの1週間後、その伊勢海老はまだ冷蔵庫の中で生きていた。
でかい。硬い。とにかく立派。
生きているけど、食べるためには捌かなくては。
動くから怖い。とりあえず放置して事切れるまで待とう。。
しかし隣では次男が涙ながらに『かわいそう…飼う。。』という。いや、飼えん。
命を戴く有り難みという、ありきたりな説法を展開しつつ誤魔化しながら時間を稼ぐも、まぁ伊勢海老さんの生命力の強い事。
挙句にもう食べてあげるしか選択肢がないと納得した次男が『早く楽にしてあげて』と言い出したので、もうやるしか無い。
フェンシングさながらの攻撃姿勢で背中から包丁を差し込み、YouTube先生の指南を忠実に、
頭部と胴体を捻りながら引き剥がし、尾の先から背わたごと抜く！
無事にお命を戴く準備が出来ました。
身は塩茹でにしました。甘みがあって美味しかったです。
頭の殻から取った出汁では、海老出汁ラーメン作ってみました。お味噌汁よりウケが良かった。
そんな雨の週末。
皆様は、どんな1日をお過ごしでしたでしょうか。
※次男には「ザリガニさん、かわいそうだったね」と言われました。
それにしても伊勢海老って、ザリガニみたいに爪がないんですね！