北欧のホットワインとは違う、もう一つのグロッグ。
グロッグ(英: grog)は、ラム酒の水割りのこと。
特に、イギリス海軍の乗員に支給された酒 (rum ration) を意味します。
その名称は、イギリス海軍提督のあだ名から付けられました。
大航海時代、長期の航海では樽に入れた飲み水に藻が生えて飲めなくなるため、船員への水分補給に酒を配給していたことに由来します。
1655年ジャマイカ征服後は、入手の容易さからラム酒がブランデーに取って代わりました。
(*・ω・)_Y
ちなみに、酔ってふらふらの状態をグロッキーと呼ぶことがありますが、”groggy”(グロッグを飲み酩酊状態に陥った者)が転訛したものです。
”(*>∀<)o(酒)"
このグロッグのバリエーションにはコーヒー・グロッグと呼ばれるものがあります。
所謂ラムのコーヒー割りで、砂糖やバターを加え、北欧で好まれる飲み方だそうです。
(2022年12月08日 美湖)