さりーさんのブログ(39)
さりー(60)
東京・不思議系

無題2

24/4/24 09:26
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「前の彼女は大学も住所も知ってるのに!

なんで私は知らされないの!?」と、泣きに泣いた



彼は「いつか、言うから」としか言わなかった



「いつか、捨てる気でいるから、いいたくないんだな…」



冷静に考えると、私を「いつか、捨てる気でいる」のなんか、当たり前のことであろう



「日本で就職して、一緒に暮らしたい」それは嬉しい言葉だが、歌みたいに聞いておくことにしないと、私が病気になってしまう



「さりーを好きだから、4時間かけて会いに来てるんだよ!」LINEでそう書いてくる



でも私は、彼の住所も大学も、はては誕生日も知らない



「若い彼がいていいね」多方面から見られない人はそういう


そして私は「おばあさん(私)が、32も下のイケメン大学生に「なんでなの!」と泣いているみっともないテイ」にはしたくなかった



プライドたかたか女だから



街でデレデレもしない


毅然とした、歯医者の娘さんらしくしていた


きっつ



「あー、○歳若かったら」だなんて、決して言わぬ



過去の自分を否定したくないから



「ずっと恋人」私はそんなの嬉しくない


奥さんがいい



結婚したかった人生だった



だけど、愚かな自分が「愚かでなくタヒんでいく」ために、今想定できる事を考える



いつか、私は


「ずっと恋人」それだって、なんて嬉しくて有難かったんだろう、と振り返る未来が来るだろう


80歳になったら、絶対に思うはずだ



「あの日に帰ってやり直したい!」は、今なんだと考えるわけだ


だから、したことの、ないことをしてみるわけだ



我慢



ということ



彼の住所も大学も誕生日も知らされない


でも、いいんだ



我慢しておく



それをしないと、また私は1人になる



24年間、誰も私の名前を呼ばなかった



その月日を覆すが如く、彼は私の名前を呼ぶ



私が年上らしく、ものの説明をすると



「はい、さりー」とさえ



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