実花さんのブログ(53)
実花(37)
大阪・不明/その他

人ってこんなものPART②

19/5/19 17:37
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続きなので①から読んでください


怒ってしまった彼女は
彼と別れると決心したのです。
男は彼女の心を解くために
百日の間 一日も抜けることなく
謝罪の手紙を書いて
百日の間 一日も抜けることなく
彼女の
家の前にバラの花を置いて
待ったりしてました。

「もう一度 いたずらをすれば
私達の関係は終わりです」

こうして たくさんの日を待つ中 苦しんで
やっと許しをもらうことが出来ました。

その日以降
誰も男がいたずらをする姿を見ることが
出来なかったし
誰も彼が笑う姿を見ることが
出来ませんでした。

そうして時間が経って
二人は結婚を約束し
男は精神力を傾けて
彼女のウェディングドレスを直接作り
彼女はとても大きい期待を持っていました。

結婚式の一日前 彼女のアパートで男は
すべての真心を
すべて注いで作ったドレスを
彼女に見せてあげました。

期待にいっぱいになって箱を開けてみた彼女は
顔が冷たく固くなって言いました.

"今回は最後の機会だったのに....
さようなら...."

男にたった一言も言う機会もあげないまま
彼女は家を飛び出してしまいました。

その服は....
白色のワンピースでしたが
ミニスカートでした。

彼女は長いドレスを作ってくれと
言ったのです。

男は彼女の家で何日も待ってみたけど
彼女は帰って来ず
男は待った結果人生を諦めてしまったのです。

男の自殺で結局二人の関係は 
このように終わりを
締めくくってしまいました。

歳月が経って 彼女は平凡な男と結婚したし
娘を生んでとても平凡なおばさんとして
歳月を過ごしていました。

別れてから10年目になったその日
小学1年生である彼女の娘が
学校の演劇で姫役を引き受けて帰って来て
これといって着せる服がなくて
悩んでいました。

タンスをくまなく探した彼女は
彼女が昔もらったそのドレスを
取り出すことになります。
体つきが比較的大きい娘だがまだ
大人の体形ではなく
合わないだろうと思いながら 
何の考えもなく着せました。

幼い娘は白色ドレスが
とても気に入って くるくる回り始めました。



③へ続く
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