皆様こんばんは、春蘭です。写真の女性をご存知の方、いらっしゃいますかね…『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のキャラクター、アミダ・アルカです。タイトルにした通り、あたしの理想の女性像の一人なんです。
ザックリと説明をしますか。このアニメシリーズは、＂戦争モノ＂に入るかと思います。しかもこの作品は他の作品よりも、子供や女性が戦争に絡んでいる度合いが高い。＂故郷に錦を＂的な感じでスラム街を出て行く子供が、マシンの乗り手としての完成度を上げるために手術を受ける。成功すれば作品の主人公のようになり、失敗すれば産廃扱い…ワケアリな女性は特に、海賊に怯えながら物資の輸送や調達を宇宙船の内外で行う…という、絶対に現実にはなって欲しくない設定です。
そんな中、運び屋の名瀬がフリーの傭兵として女達の護衛をしていたアミダを雇います。女としても兵士としても抜群な魅力と能力を持ち、男勝りでありながら面倒見の良い姉御肌なアミダに公私共に骨抜きになった名瀬は行動に出ます。女達を従業員にして生活を支え、また妻にして社会的に守る。当然第一夫人はアミダ。まぁ、会社兼ハーレムですよね。
更にアミダの凄いところは、自分が戦いで傷つき子供が産めなくなったとは言え女達を（名瀬が新しく妻を迎えたときは、最終的には許してしまうもののブチギレますが）妹のように、名瀬が女達に産ませた子供達を我が子のように愛するのです。「男の度量は愛の大きさで決まる」という持論を持ち、実行する名瀬を絶対的に信頼しつつ、盲信や従属するのではなく先ず自分が輝くことで、名瀬や仲間を盛り立てようとする覚悟があるのです。戦いの最中、敵の女兵士に戦う理由を問われて「決まってるよ！輝くためさ！」と叫びながら立ち向かって行くところからも伺えます。この為、名瀬をして「女は太陽なのさ。太陽がいつも輝いてなきゃ男って花はしなびちまう」と言わしめ、女達からは「姐さん」、子供達からは「大きいお母さん」と慕われているのです。
そうか…フラフラになりながら＂家族のために頑張ってます＂って言ったって＂そうか、ありがとう！＂とはならんよね。ちょっとくらい不出来でも、機嫌良くしていた方が家の中も明るいわね。と、回が進むごとに辛さが増す画面を見て思いました。
だけど、太陽より月なキャラのあたしは如何にして輝いたものやらと溜め息をつくのです。