この夏、後厄払いの同期会に出席したときの話です。
２次会であたしの肩を後ろからポンポンとして「どうした？綺麗な格好して」と、声を掛けられました。
「おぅ、Kちゃん！厄払いだし、痩せるの間に合わなかったせいで、去年用意した服綺麗に着こなせなかったから(^^ゞ全部隠せる着物にしたんだ。笑」
「何だよ誉めたのに。ってかそんなカミングアウト要らねぇし。笑」
幼稚園から高校まで一緒だったK君。なんてオープン過ぎる会話でしょう。でも、同期会ってそんなもの。あちこちで乾杯の声が聞こえはじめました。
時間は流れて４次会(笑)会場についたときのこと。あたしも少し日本酒を飲みました。楽しい席では率先して飲みたいけど、なにせ祖母から借りた着物に何かあったら大変だし、いい加減飲んで乱れるのは卒業しなきゃいけない歳だし。
一方Kちゃんは、だいぶ飲んだのか目がトロンとして動作も少し鈍くなって。でも、「今日は、ん、飲んだ」なんて口調が殿様っぽく見えたりもして。あー、去年みたいに家まで送らなきゃと友達と話していたら。
「ん、ほら、ここにおいで」
あたしを手招きして、自分の隣の座布団をポンポンしてるKちゃん(;ﾟдﾟ)え、あたし？
「ん、ほら、おいで」
え、えええええ((((((((((((゜ロ゜;は、はい座ります、失礼します。
「な、何だよ、Kちゃん！心臓に悪ぃって！そんなの旦那にも言われたことないよ！」
「ん、着物の女を隣に座らせて飲むなんて滅多にないからな。耳まで真っ赤になってるぞ」
殿様みたいに笑いながら、また飲み始めたKちゃん。
あたしは『ルパン三世』の五ェ門か！未熟者か！あぁそうだよと、ブツブツ言いながらも食べて飲んで喋っていると。再びKちゃんが爆弾投下してきやがった(笑)
「着物って着る機会ないから構造が良く分かんないんだよなぁ。１回『あ～れ～』って脱がすやつやってみてぇんだよな。なぁ？」
「おい！」と、また耳まで真っ赤にしてすかさずツッコミを入れたのは言うまでもなく(笑)
その後は何事もなく(笑)送って行き、「またな」と手を振って別れました。
世慣れ・人慣れ・オトコ慣れしていない、こんなお恥ずかしい人妻もいるってことで。
あぁ、またセクシーの欠片もないブログになった…