ご訪問ありがとうございます。
ゆく年くる年で‥ 思わぬ再会がありました。
およそ1年前に見に行った その絵との‥。
唐招提寺 御影堂‥
その襖絵は 本来あるべき処へと
静寂の中
冬の夜にある その絵は
なお幽玄さを増し‥
波の音が
海を渡る風の音が
聞こえて来そう‥。
息を飲むほど 美しい
東山魁夷 画伯
「 濤声 」
ふだんは誰もいない その場には‥
きっと 画伯の魂と‥
鑑真和上の魂が‥
その波の音を聴いているのだろう‥。
特別な その空間
遥かなる旅路の果てに‥
光を失ってしまった鑑真和上の瞳にも
きっと見えているのだろう‥
その光景が‥。
1年と少し前に‥
確かにその絵は 私の目の前にあった‥。
今までに‥2回も見ることができた
‥ なんて ありがたいことだろう‥。
子供の頃からの あこがれを
2度も間近に見ることが出来て‥
私は なんて幸せなのだろう‥と
そう思うと 私の人生も悪くないな‥
そんなふうに思った年の瀬でした。
いつの日か‥
また目にすることが出来るだろうか‥。
そんな日があっても なくても‥
良いと思う‥。
煩悩が ひとつ減った気がする
そんな再会でした。
魂の込めらた物は‥ 人の心を動かす‥
出逢えたことに感謝します。
とりとめのないお話に
最後までおつきあいくださり
ありがとうございました。
実り多き 良い1年になりますように‥。