私は看護師です。入院経験がある方ならわかるかもしれませんが、看護業務の中には、陰部洗浄というものがあります。その名の通り、寝たきりや手術後、尿道に管が入っている患者さんの陰部をベッド上で洗いましょうというものです。他人に無防備な姿で陰部をさらす羞恥心満載ですね。まだ新人の20代の頃、初めて患者さんの陰部洗浄をした時の経験を聞いてください。Aさん30代、手術後で寝たきり、尿道にカテーテルが入っていました。「Aさん、これからお裾を洗わせて頂きたいです」「え？陰部をって…参ったなぁ」「管が入っていて、ばい菌が入る危険があるのですみません」しぶしぶ了承するAさん。その時ですが、私の陰部洗浄技術をチェックするためにお局看護師が同行していました。私はお局が怖いのと、初めての技術に緊張マックス。シャワーボトルや石鹸など準備します。声をかけながらパンツを下ろします。本当ならAさんの表情の変化も観察しながら声掛けしてすすめるべきでした。私はほぼ無言で目の前のチンチンを綺麗にすることに意識が集中しています。Aさんが「あぁ、そんなとこまでかぁっ」と。見るとアソコが立派なことになっていました。「すみません💦もう終わりますね」と無理やりパンツをはかせました😱病室にはなんとも言えない空気が。退室し、お局看護師から「あんた、あんなにネチネチ丁寧に触りまくってたらダメよ！Aさんの顔を合わせる見たり声掛けしないと」「とにかく性器はササッとかつ丁寧にが基本」胸に刺さりました。看護師は、患者さんのプライバシーギリギリまで踏み込まなければいけないことが多いのです。なので、どんなことであれ、その患者さんの尊厳を傷つけてはいけないんですよね。今はあれから経験を積み、難なくこなしてはいますが、あの時の初々しい気持ちは忘れないようにしています。一見、とてもセクシーな展開を想像してしまう陰部洗浄。科学的根拠に基づき、合併症の予防を図る真面目な技術だと思います。普通の看護師は、患者さんの性器を目の前にしても、動じることはありません。その後Aさんは回復し「何から何までしていただいて、ありがとう」と退院されました✨✨ちなみに「仕事で色んなの見てるなら慣れっこで、ムラムラしないでしょ」と本当によく言われます。確かに仕事なら、ね。プライベートではちゃんとドキドキ💗します。
長文読んでくれてありがとうございました🙇