早起きの私たちは早朝からラブメール
「俺の事どう思う?」
「大好きだよ」
「愛してる?」
「愛してる。心から」
「早く逢いたい」
「私もすごく逢いたい」
今ならそんな暇あれば1秒でも長く寝ていたいけど
あの頃は若く
そして恋愛脳が私を狂わせる
逢瀬は大体月に一度
愛していると言い合いながら
1時間以上かけて私の身体を貪る
彼の事で頭がいっぱいになった
同じくらい子供への罪悪感でいっぱいになった
苦しくて
気がついたら体重が減りやせ細り
周りの知り合いが心配そうに声を掛けてきたものだった
背が高くて
手が大きくて
優しくて
大人としての頭の回転が良くて
声がすきで
知れば知るほど全部好きになった
毎日愛してると言ってくれた
愛してると言い合った
いつか一緒に生活したかった
完全に彼に惚れていた
そんなある日
彼を疑う出来事があった