春一番が吹き荒れ、唐突に止んだ後。
あたたかな時季に雨降る前のような、香り。
『降水前、もしくは降水時、
地面から立ち昇る、匂いを指す言葉。
ギリシャ語で「石のエッセンス」を意味する。』
もしかしてこれが、「ぺトリコール」?
嬉しいけれど…… 春にはまだ、早くない?
この後、冷え込んだらどうなるの……?
熱愛のその後、みたいな懸念はありつつも。
春が来たら耳に配置予定だった、
蝶々のピアスを準備。
ちなみに再度調べた結果、
ぺトリコールは春限定の、風物詩では無かった模様。
大好きな歌の題名と、曲調に心酔するあまりの誤解。
でも。
妄想でも、幻想でも、夢幻でも何でもいい。
五感の琴線を震わせる種子の萌芽を、
誰かに、何かに新しく恋する気持ちのように、
未熟でも、不器用でも、何度でも、すくいあげて。
大切に、育てていく事ができたなら…… 幸せだなと。
そんなふうに思えた、夜に。
では、また。( *´꒳`* )ノ✨