だいたい夜はちょっと
感傷的になって金木犀の香りを辿る
何でもないふりしても
声が聞きたくなって
電話番号を思いだそうとしてみる
掛ける 掛けない
会いたい 会いたくない
いつの間にか随分遠くまできてしまったな
あの頃の ふたりは
時が経っても 消えやしないよね
いつか ほかの 誰かを
好きになったとしても 忘れないで
だんだん寒くなって
夏は通り過ぎてた 金木犀の香りで気づく
どうでもいいふりしても
君が好きなアイス見つけて
深夜のコンビニで 急に引き戻される
消える 消えない
泣きたい 泣きたくない
いつかきっと 笑って話せる日が
来るなんてほんとかな
あの頃の ふたりは
怖いものなど 何もなかったな
いつか ほかの 誰かを
好きになったとしても 忘れないよ
だいたい夜はちょっと
感傷的になって 金木犀の香りを 辿る