原作は読まずに観た。ラストに圧倒された。
正直、前半はこれは面白いんだろうか…?という不安にも駆られた。
…と言うのも、よくあるネットを使った連続事件の犯人が警察を出し抜き続けるという物語において、この作品では知能犯と思える要素が前半あまり出てこないんだよね。
加えて、前半のターゲットとなった個人は、予想以上に現代のネット社会にありふれている典型的な炎上マン。
たった数ケースぽっちの"予告"なのにこの理由で?これは劇中で言われるように「ただの神様気取りなんじゃないか?」と。
あと戸田恵梨香の演技が鬱陶しいが上手い!
そうやって眺めていてからの後半。涙無しには見れない。
凄い。
本当凄い。
とても悲しいけれど、とても綺麗な物語。