アンソニー・ホプキンス様がエクソシストを行なう神父役で登場。
エクソシストを懐疑的に思う若い神父を、
その悪魔的な言動で真実に導いていく。
バチカンや新婦の居宅の雰囲気が、
ものすごくヨーロッパ的で、
悪魔の存在にリアリティーを与えてくれる。
イタリア娘の視線も怖い。
後半のストーリーも予想できるのだけれど、
見入ってしまう面白さ。
「羊たちの沈黙」もそうだが、
アンソニー・ホプキンス様は、
若者に理性や道徳を背景した世界の先にある、
ダークサイドの存在に導くような、
いわば「黒い教師」の役を与えると、
どんぴしゃにはまる。
「名を名乗れ!」
アンソニー・ホプキンス様の演技がこの映画最大の見所でした。