この作品は難しい。原田監督の独特の世界観がある。
演者に関しても何時ものキムタクだと思ったら大間違いで、
違いが判らない人は置いていきます。
１人の役者木村拓哉に脱皮していた。
主演は木村拓哉か、二宮くんか、どちらも素晴らしい演技だと感じる。
しかし私的には、脇の吉高由里子、松重 豊が特に素晴らしく思えた。
映画自体に重みが加わった感じだ。
内容は普通に観るも良いし、深く考えるの良いと思える。
私的には『インパール』これはキーワードかと思う。
今の日本はあの無謀な作戦のインパール作戦と同じで、
一部の権力者が全て握って日本をどの方向に向かわせているのか、
木村拓哉も検事でありながら、当時の陸軍参謀みたいに思える。
何が正義か、何が悪か、原田監督の切り取からから考木村拓哉の重厚な演技、それに呼応する二宮和也の演技、素晴らしい。
また、他の役者さんも巧い方たちで、演技面では大満足。
特に木村拓哉演じる最上が心を決めた瞬間、瞳の演技だけでこれから彼が何をするかを決意した(堕ちた)かがわかる。
ただただ良かった！