ブルース・ウイリス様が大好きなんで観てみたが最初から必死になってしまった。全身がガラスのように脆い男(サミュエル様)が、長年の人生の中で導き出した答え。
それは自分とまったく正反対の人間が存在するのではないか？ということ。
その人間はどんなことがあっても決して傷つくことはなく人々を悪の手から救い出すヒーローなのではないか？
ということ。現実的なヒーロー誕生の瞬間を感じることができワクワクする。
父親のことを無敵のヒーローと信じて疑わない息子に何度も問いただされてその度に「私は普通の人間だ」というのがなんか哀しい。
シャラマン監督の映画は地味だが、いつも心に残るメッセージがある。
私の中でこの心に残ったのは人間が最も恐ろしいと感じるのは「自分が何者かわからずなんのために生きているのかわからないことだ」
そして自分の存在が理解できた主人公が毎朝の悲しみを感じることがなくなり家族との距離を埋めることができた原因こそが、自分の存在価値なのだ。
ヒーローという存在価値を見つけ主人公はとても幸せだと感じた。