【舞子と叔父さん】第6話
よくやった、俺!エラいぞ、俺!
かずひろは足早に自分の部屋に戻ると
すぐに、スウェットの上下を着た。
はぁっはぁっ…ヤバかった。
さっきまで舞子の身体を抱きしめて首筋に顔を埋めて匂いを嗅ぎまくっていたというのに、今こうして帰還している。凄くないか?おれの理性って凄くないか?
はぁっはぁっ
もし、風呂場でオナニーしてなかったら、たぶん今頃は…。かずひろは自分の右手を褒めてやりたいと思った。
義理とはいえまだ叔父である。大切に身内として過ごしたこの家で、しかも妻の留守中に手を出すのは何かこう間違っていると感じていた。
それにしても…
舞子が自分のことを異性として好いてくれていたとは、、。確かに前から懐いていたし、好意は感じていたが、あくまで叔父さんとしてだろうと思い込んでいたのだ。嬉しい誤算!
あーー!どうしようか。18歳の彼女!
…犯罪か?いやもうすぐ社会人だし、、そこは大丈夫だろう、、
しかし、俺と結婚したら、元嫁は何になるんだ???俺の叔母さん?
いやいやいやいや…少し冷静になろう。あの子はまだ若い。そばにいる男を好きになるのは思春期の通過儀礼だ。思い上がってはいけない。今だけだ、今だけ。
でも…
それでも…
4月、新しいアパートに引っ越してあの子が遊びに来ることを考えると…ニヤニヤがとまらない。
引越しのダンボールに服を詰めながら、俺
は自分の邪な思いも一緒に入れていた。
春はもうすぐそこだ
[完]
※えっち編に突入!