ナナさんのブログ(63)
ナナ(42)
東京・人妻系

おじいちゃん

20/8/22 21:25
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皆様こんばんは!暑い中毎日お仕事お疲れ様です!
今日は祖父について書きたいと思います。

私の祖父が他界して来年の1月で8年が経とうとしています。祖父は自己中で祖母には沢山の苦労をかけてきました。でも大手企業の社長の運転手を立派に務めあげ、定年してシルバー派遣会社に登録し、病気になるまで懸命に働いていました。そんな祖父とは夜ご飯になるとおかずの取り合いでくだらない事で良く喧嘩をし、祖母に怒られたものです。しかしそんな祖父も病気には勝てず癌に負けてしまいました。膀胱がんからの肺と腰へ転移。自宅での介護も難しくなり入院し、最期は病院で旅立ってしまいました。
それは大雪の降った日の夜。昼間お見舞いへ行きお水を飲みたい。祖父は言いましたが、禁飲食だった為飲ませてあげられず病室を母と後にしました。その際に死臭?というのか何とも言えない臭いが祖父からしました。その日の明けた夜中病院から祖父が亡くなったと連絡がありました。大雪で祖母は連れて行けない。私は祖母の元へ、母は病院へ歩きで向かいました。取り敢えず祖母を連れて行きたい…でもどうしようと夜中病院の前で立ち尽くしていると1台のタクシーが母の前を通り過ぎました。ただの母は立ち尽くしていたので手を上げることを忘れていたのですが、なんとそのタクシーが戻って来てくれたのです。これは祖父が祖母に会いたいからタクシーを呼んでくれたのかな?と思いました。そのタクシーのお陰で祖母を祖父の所まで連れて行ってあげられました。無事に通夜葬儀も済みました。
そして新盆を自宅で迎えた時です。お坊さんがお経を読み始めた時に玄関に出しておいた提灯がガタンと大きな音を立ててドアにぶつかりました。風もなく晴天だったのを今でも覚えています。その瞬間不思議と怖さではなく祖父が帰ってきたのかな?と思いました。思えば祖母は良く枕元や仏壇の前に祖父が来ていたと話してくれたのを思い出しました。
何かと偏屈な頑固爺さん。酔っ払って転んで顔面血だらけで帰って来て祖母にどちゃクソに怒られても酒をやめないおじいちゃん。それでも私はそんな祖父が今でも大好きです!また何時か会いたいなぁ…またおでんの取り合いがしたいなぁ!そんな祖父との思い出でした!
皆様は今でも亡くなったおじいちゃんおばぁちゃんに会いたいですか?

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