近頃では、すっかりしたためることもなくなった、
直筆で綴る誰かへの手紙。
十数年前までは、旧友と文通などもしていたが、
今は近くに戻ったこともあり途絶えてしまった。
交流は形を変え、続いてはいるけれど。
全てはいつか、移ろいゆくものだとて、
辛くしんどい殺伐とした環境や不安でも、
甘く楽しい幸福の時間や昂りでも、
それぞれ同じ様に、
『こんな時がいつまで続くのかな』との漠然とした焦燥や寂しさに駆られるのは、
何故なのか。
私があなたにお手紙を送るなら。
お気に入りの香水を纏わせて、
想いと共に届けたい^^
お手元に【私】として参上仕ります、初めての有機物は、どんなラストノートを呈していくのか。
…試してみたい。
浮ついた気持ちで出掛けにふった香水が、
触れ合う頃にはすっかりラストノートに変化してる、
遥かな距離。
埋めることが出来るほとんど唯一の手段は、
いつでも切ることが可能な見えない信号。
ですから、今日も。
その指でタップして、
したためてくださいな^^
それでは、またね。
【もしも、の話】
腰にぐるりと手を回したら、
残り香を辿って探して欲しい。
キスして欲しい所につけておいた、
お気に入りの香り。。。ナンテネ♡