小さい頃から、「いい子」でいなきゃいけないという気持ちが強かった。
我が儘なんて言えなかったし、自分の気持ちなんて
これっぽっちも伝えられなかった。
大人になっても、「いい子」の言動が体に染み付いていて、不自由だった。
今でも、まだそれは残っている。
誰にでもいい顔をする八方美人。
敵も出来なかったけど、本当に心を許せるような相手もなかなか出来なかった。
ここでは、いい子でいる必要もない。
でも、やっぱり時々「いい子」も出てくる。
色んな顔が自分にはあって、どれが本当の自分か分からなくなる。
ただ、「いい子」の仮面を被っているときは
とても疲れる。
そういう自分を解放してくれる人に惹かれるのかもしれない。