そう、婚活サイトのおじいちゃんだ。
73才、建築関係。だからか話は早いし会いやすかった。
夜の9時という遅い時間だが、MAC前で待ち合わせ。
歩きながら「ピンパブなつかしいなぁー、若いときはよく行ってた!行こう行こう!」となった。
私は特に、ピンパブの回し者じゃないから押し付けはしない。「この辺りのどういう店に行ってるの?」と聞かれて、最後に言った店なのだ。食いついたのはおじいちゃんの方と言える。
私はご飯を食べていなかったので、ピンパブにおじいちゃんを置いたら近くのスーパーにお寿司を買いに行くということになった。
で、お金をもらってお寿司と皆で食べる苺を買ってきて、呑みはじめた
おじいちゃんは、この巨デブの女の子と手を握りあっていた。
いんたーみっしょん
ママ、なんでこの子を入れたんだろう?
コロナで女の子が全員辞めちゃって、総変わりしたのだが、130キロのこんな子が入っていたのだ。
しかも日本生まれだからフィリピン人に会った気がしない。いくら二十歳でも、これはマニア向けだし、デブキャバ「ぶーとん」に行った方が良くない?
私は特に「美しい女」を見に行ってるのにさ!ぷんぷん!
若いから話も面白くないのよー、手を叩いて「うーけーるー」しか言えない感じ。
しかしジジィには彼女でいいのだろうか。思慮深い好好爺なら結婚してもいいな、と思っていたけど、これじゃーね笑笑
で、おじいちゃんは「いやー、生き返った!楽しかった!また連れてきて!」と。
それからおじいちゃんとLINEをはじめた。
しかし、よく言うように「人生の途中から携帯が登場した」世代だから、メールでの関わりがとても下手なのである。
「メールちゃんと見ないからだよ!!」と怒るが、それ以前に
自分もメールチェックしないし、既読スルーばかりなのに。
こういう「目の前に大木」ってなんでなんだろね
まあ、自分勝手だから離婚されたんだな、と腑に落とすことにした。
続く