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さりー(60)
東京・不思議系

白髪ランド

24/5/26 02:22
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おじいちゃんの集まる婚活アプリで私に会いたいとメッセージしてきた74歳。


時間あったし、最近の値上げラッシュで貧乏になったからご飯狙いで行った私。


会ったらまずもう、話しにく人この上ない。


生きてきてはじめての感覚。


なんていうのかな、一種の「おしゃべり」なんだろうけど、声が止まないというか、


あ、違う?
できない?
店員呼ぼうか
わかる?
あら
よし
うん
できた?
まだ?
大丈夫?


良かった
よし
席どこかな?



これを、隙間なく続けて言ってる人だった。



頭の中で血液が脳天に昇るのを感じたくらい。


で、会話の中で「実家が歯医者なんですが」と話したら案の定

「あうちの妹が歯医者と結婚してね、そこの一族も全員歯医者!」から~の


一事が万事こんな感じ。



だから私は言った「あの、話が全部遮られます。全てあなたに私の話が奪われちゃう。
短く話しますから最後まで聞いてもらえませんか?」と言ってみた。



みるみるうちに顔色が変わり、唇が震え出したじい様。


「ならあなたが話してるのを、じっと聞いて待てばいいの?!

そして「はい、話し終わりました」と言うまで待てばいいの?!」と言い、


「それならお会計、払って貰うことになるよ!?」と。



私はスクッと立ち上がり「勝手にしてください」と帰ってきた。



「知的な人に会いたい」とプロフィールに書いてあったが、だいたい会話って「最後まで聞いて待つ」の普通じゃん。


おしゃべり爺さんたまにいるけど、彼らは「なら意見を言っちゃいけないの!?」と屁理屈言うけどさ、意見って、相手の話最後まで聞いてから言うものだからね。


あー、お寿司全然食べないで出てきちゃった。


値上げラッシュにも爺さんにも、2つにイラついた日でした笑


しかし老人になると「赤ちゃんに戻る」と言うけど、あの「絶えず声が出ちゃう」のは、まさに赤ちゃんだし、一種の「震え」なんだろうな。


だって正常なら「落ち着いて」いられるじゃない…。


だから瞑想やヨガって必要なのかな、大人になると。


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