なんで知らなかったんだろ、この小品を
ひさしぶりに泣いてしまった。
有名な人は出てないが、私はこういう作品が大好きなの。
この一家の末娘が「リトルミスサンシャイン」というオーディションに行くだけの話なんだが、
見せかけだけの、中身はダメな一家の単純な話だ。
旅の途中、動きが悪くなった車を、みんなで押しながら乗るシーンがある。
日本では「船」で例えるよね、やっぱり島国なんだろう。そしてアメリカは大陸だ。ロードムービーとはよく言ったもので。
父は言う「人生の負け犬になってはいけない!」と。
しかし口をきかない息子は「とっくに負け犬じゃないか。自殺未遂に失業者に離婚寸前のママとパパ」
そう叫ぶ。
私もそうとう負け犬だ。
40才から54才までの長かった病気の日々
そしてモロモロ。しかも彼らのような家族はいない。
しかし「まだ人生は終わってないよ?死んでない」という、そこの微々たる光を求めて生きている。
彼らは、末娘のセクシーダンスが大衆には認められなくても、一番近い人々が笑えていればそれを由として、
笑ってあげようと思える相手がいるのも由としている、そこが勝ちのひとつなんだと
見ている私にそれを解らせてくれる映画だった。
関西人が特にそうであるが、家族にコケた者があっても「あら、そのかわりこうなったから良かったこともでもあったのよ?」と笑ってあげるときがあるよね?
ある意味「男はつらいよ」の世界とも言うべきか。日本人の好きな、泣き笑い、悲喜こもごも。
恨(ハン)の精神の韓国人にはちょっとわからない、手揉みのリズムのその精神
いやー、映画って、ほんとにいいものですね🎵サヨナラ、サヨナラ、サヨナラっ笑笑
お兄ちゃん役の人は三四郎相田と星野ディスコ足して2で割った様な人でしたが、スピルバーグのあの映画に出てるそうです、新しいやつ
なんだっけ?
笑笑
お爺ちゃん役はアラン・アーキン
シザーズハンズのパパ役で、「カウンセリング熊」の作者です