おはー
この作品の中に、とても好きなシーンがあった。
「息子」の将来の夢が叶わないとわかったとき、小さい妹は彼に近より
目を閉じ彼の肩を抱く。
その悲哀に対し「一緒にいてあげる」という動作なのだが、
80年代に「アメリカンナイズされる」という言葉が生まれ、10何年前だろう「ハグ」だなんて言葉を日本人は使うようになったが、人としてこういう慈愛を贈る事ができないのであれば、私は「日本人の言うハグなんてスケベ心とただのカッコつけなんだろうな」としか思えないのょね。
このシーンはとにかく私には素晴らしく思えるの。
言葉がないからこそ、妹が兄の事を可哀想に思っているのがわかる。
「お兄ちゃん、、、」
なのかな?
「お兄ちゃん大丈夫よ?」
なのかな?
そして兄はスッと立ち「よし行こう。もう大丈夫だ」と慈愛を返す。
よくサイトにいる壮年のプロフィールに「波風立てないでこれからは生きたい。穏やかに生きたい」とある。
もちろんそれはいいことなんだけど、私が空想するのは
人と人が暮らすんだから、意見が違うのは当たり前で、
言い合いじゃないにしろ、活発なディスカッションは大切だと私は思っているの。
30代でおミズをやっていたとき、家庭内別居のお客さんがいて、彼は私にこう言っていた。
「俺は何にもしていないのに」と。
しかし彼の言動を鑑みるだに、話し合いも波風も「めんどうだから」の理由で、妻の意見に返事もしないとか、黙ってしまうのがいけないんだろうなと思ってしまった。
「雨降って地固まる」とはよく言ったものだ。波風って必要だな。夫婦の結束を固くするためにも。
そう考えるとこの映画は、この一家の「雨降って」の話しに過ぎない。
だけど
「なんだかじんわりいい映画」そんな感じ。
そういえば最後の?「リトルミスサンシャイン オーディション」に出てくる美女予備軍のチビちゃん達が「ジョンベネみたい、、、なんかこわ!」とか思っちゃった。あのチビちゃんなのに厚化粧で笑顔が笑笑