ご訪問ありがとうございます。
先日の展覧会で‥実は再会した作品がありました。
入って一番はじめに目にする‥その作品は、
えもいわれぬ色合いで描かれている海の一連の襖絵です。
前回 見た時は‥明るい場所でした。
今回は、薄暗い照明の中で見ました。(作品保護のため)
それでも なお美しい。
いっそう幽玄さを増して‥。
波の音 松を揺らす風の音まで 聞こえて来そう‥。
前回見たのは、いつだったのか‥気になったので
スタッフの方にたずねてみました。
しばらくお時間をいただいても良いかと聞かれ、待つことにしました。
過去に2度、こちらの美術館での展示があったとのことでした。
おそらく私が見たのは、2001年だったかと思います。
・・そんなに前だったのかと
時の経つのは、なんて早いのだろうと改めて感じました。
モヤモヤがスッキリしました。
その方に丁重にお礼を言い、展示を見ることに戻りました。
しばらく見ていると、近くにいたご夫婦が この絵は何度か
来ているのだと話しているのが聞こえて来たので‥
つい話かけてしまいました。
以前、こちらでこの絵を見て 先ほどの方に尋ねたこと
そのご夫婦は、奈良からいらしたとのこと
( 唐招提寺は奈良にある ) 奈良に居ても見られないので
こちらに来たとのことでした。
あいさつを交わし、そのあとは それぞれのペースで展示を周りました。
遅めのランチを取り、隣接している東山魁夷館へ行くと
そのご夫婦の旦那さんに会いました。
また少しお話をしました。
「 あなたも絵を描かれるの?」と聞かれました。
( ・・そんなふうに見えるのかな? ) 以前は‥と
そして、お描きになるのですか?と聞いてみると
描かないけど‥以前オーロラを見て魁夷のブルーに惹かれた
ミーハーなんですよ‥なんておっしゃってました。
( ミーハーとは思いませんが‥ )
一期一会‥という言葉が浮かびました。
たくさんの人がいる中で、また再会するとは思っていませんでした。
・・もうお会いすることはないと思いますが ・・
なにかしらのご縁があったのですね。
良き出逢いでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
良き出逢いがありますように‥。