先日、日本庭園を眺めながら、お茶を点てていただく機会がありました
車の音、電話・スマホの着信音、外を行き交う人の話し声・足音、そういった日常の音が遮断されたような静寂の中
足先指先の所作まで気を払い背筋が伸びるような荘厳な雰囲気の中
冷たい空気を感じつつ日本情緒の中に身を置きいただくお点前のひととき。
感じる数多くのことに蓋をしていなければ生きにくい人の生ですが、和の趣というのは形の中にすっぽりと入ってしまいながら、心は大気に溶けていき、光の粒子と同化しながら空に舞っていくよう
実体は狭い茶室の中で正座をしているのだけれど、気は空にさらさらと舞っている
光と大気の粒子が目に見えるように思えるほどの不思議な感性をそのひとときだけ与えられたような落ち着きと安らぎ
「侘び寂び」と聞いて、ネット検索せずにわかる方は、高齢者なのでしょうか?💦
こういう情緒を忘れたくない…と願いながら、また日常に戻る
侘び寂びの心、これからも大切に
そしてこれからはもう少し自分の心を大切にしていこう
これを読んでくださった方も、ご自分の心を見つめ直し、
隠したままの本当の気持ち、大切にできるといいですね