いろいろなことが違ってた
今は思うよ
変だったと
無理してた
でもそれでも…
たゆたえども沈まず
そんなふうに強くありたかった
強くしたかった
紙くずよりも軽い存在の自分
強くできるはずもなかった
いつも心配で
自信がない
臆病な
下り坂の私が
あるわけがないのに
夢 見ちゃったな…
淋しさに帰るのがこんなに怖いとは
孤独の中に居続けた時には
気づかなかったよ
できれば気づきたくなかった
大きな月が満ちて
私を見つめる
すべて見てよ さらけだしてからっぽだから
うわべでなく本当を
満月よ
壊すはずもない 何より大切なものだから
一昨日までとどう違うというの
私の心を見透かしてよ 月よ
本当の心を。
年輪を重ねて幾重にも防護している中の
真ん中にそうっとある、
震えるような、
弱い柔らかい小さな透明の気持ちで、
一心不乱に祈っているその部分だけが
私なの