ひざ掛けの中に手を入れてきたサラリーマン
手の甲で触れるか触れないかの微妙な触り方をしてくる
ゾクゾクゾクと背中がむず痒くなってくる・・・
(地味にくすぐったいんだけど)
そう思う私の気持ちを知らないサラリーマンは
くすぐるように手の甲で私の太ももの外側を
触り続ける・・・
(だからくすぐったいんだって)
「ん・・・」と声を出し足を少し動かす
慌てて手を抜くサラリーマン
これで終わってくれるかなって思ったんだ
だけど終わらなかった・・・
サラリーマンは少し時間を置くと
またひざ掛けの中に手を入れてきた
今度は手のひらで太ももの上を触り始める
(もう・・・なんなのよ)
サラリーマンは膝当たりから太もも全体を撫でまわす
徐々に徐々に手が上の方に移動してくる
(ちょ!どこまで触る気やねん!)
そう思っていたら突然手を抜くサラリーマン
(ん?終わった?降りるのか?)
と思っていたら車掌さんが来た・・・
(あーだからやめたのか)
サラリーマンのチケットを確認して去る車掌さん
車掌さんが去って行ったら
サラリーマンは私と自分の間にあったカバンを
今度は自分の左側において・・・
次回に続く・・・