今朝、仕事を済ませて帰宅後カレーを食べた。
眠過ぎて意識モーローとしていたので、カレーが大辛だったのを忘れ、スープにラー油を入れ、焼き鳥には一味を掛けていた(笑)
雑食この上ないが、それはどうでもいい。
刺激的な食事のおかげで目が覚めたので、口を動かしながら、ネットのニュース記事を拾って読んだ(よい子はマネをしないように)
その中に気になる記事が。
卒業式にボカロなるモノが歌う曲を歌うとの事。
ボカロとは機械合成した声で架空のキャラが歌っている音楽の事だ。
歌詞の一部抜粋が載っていたが、特に何も思う事もなく、ただ耳障りのいい綺麗な言葉を並べ立て、感動や感傷を煽っているだけのように感じた。
『仰げば尊し』
そんな気持ちにはならない学生生活だったのか?
ふと、そう思った。
今の子供達に一番大切で、必要な気持ちではないのだろうか?
子供達に『尊ぶ』気持ちを自ら示し、教えられる大人がどれほどいるのだろう。
現代は物も溢れかえっているが、言葉も溢れかえっている。
ワケの分からない外来語が増え、その実、曖昧に誤魔化す為に外来語を使っていたりする。
使っている本人が意味をまともに知らない事もザラにある。
『このままだと本当に必要な言葉が埋もれてしまう』
友人の話を思い出した。
本当に必要な言葉が埋もれる事で、本当に必要な想いを感じる心が失われていく日が来るのは、遠い未来の話ではないだろう。
表現する言葉が見当たらないのだから。
人と人を繋ぐのは言葉だ。
溢れる想いと魂が融合して『言霊』となり、相手に伝わり、その心を震わせる。
賢い人がいたら、英訳するか、外来語を交えて上記の一文を表現して頂きたい。
どちらがあなたの心に聴こえてくるだろうか?