シーズンⅡ 過去3
「…ねぇMeguru、色んなところに行ってみたい、色んな人に会ってみたい、人生に刺激が欲しい、挑戦したい。それは分かるわ。じゃああなたは何がしたいの?何のために?何が目的で?そして…そこに私はいる?あなたの隣に、私はいる!?」
「…え…いやっ、もちろん…Mariのことは好きだし…一緒にいたいって思うけど…」
「けど、ってことは、"それよりも"ってものがあるってこと。私と一緒の未来より、あなたは自分一人の未来の方が大事だって言ってるのと…同じよ。」
「……。」
「…私はあなたより年上だし…できればあと数年で結婚も出産もしたいって考えてる。愛する人の可愛い赤ちゃんを産んで、子育てを楽しんで。家族でお出かけしたり、さらには孫ができておばあちゃんになって、老後は旅行したり、ゆっくりお茶を飲んで語り合ったり…幸せに人生終わりたい。ねぇMeguru?私はあなたと一緒にいたいよ?あなたがなによりも私を離したくない離れたくないと思ってくれてるって、私は信じていたし信じていたいけど…そうじゃないって…ことね?」
「……。」
「…Meguru…何も言ってくれないのね?…分かったわ…。」
「 …Mari!」
「いいの、…話してくれて良かった。…ね、今日、なんで私が会いたいって言ったか、わかってる?」
「……?」
「…バレンタインデー、だからよ。」
続
(・∀・)Meguru