シーズンⅡ 過去4
「…あ…。」
「それさえも分かってないなんて…。
……Meguru、私はあなたが好きだから、敢えて言うわ。人生はそんなに甘くない。きっと…あなたはいつか大事なことに気付くはず。それまでは無理ね、多分…今は自分のことで精一杯なのよ。時間が…必要だわ。」
「……。」
「まさか、コレが…今日が最後になるなんて思ってもなかった。悲しいけど…仕方ないわ…。…コレ、あなたに。」
「……。」
「…大好きだよ、Meguru。本当はずっと…一緒にいたかったよ…。今までホント楽しかった、ありがとう。…じゃ…大好きなあなたの人生の邪魔にはなりたくないし…色々考えて自分の信じた道を歩いていくといいと思う。お互い幸せになりましょう?…ね。」
「…Mari…!そんな…!」
「…サヨナラ…」
手渡されたのは
焦げ茶の大きな紙袋と
赤いリボンのチョコレートだった
続
(・∀・)Meguru