初めて観賞し終わった時の感想はなんすかこの、かっこいい映画はだった(笑)
頭のおかしいパイキーどもの、口先だけの詐欺商売や、素手ボクシング。
強盗団とギャング組織と、武器商人。宝石売り。なんでもありの裏ボクシングに賭ける、八百長で稼ぐ興行師。
ばらし屋に、逃がし屋に、半端者。
裏稼業の各属性どうしがぶつかり、火花を散らし、負ければ豚のエサ。
古い作品だが未だに新鮮!
意外なくらいあっさり殺されるヤツもいれば車に撥ねられた上に何回撃たれても死なないヤツもいる。6発撃たれても弾丸を歯で
止めたとゆー伝説の男が流れ弾で死んでしまったり。かなり笑えた。
一番笑えたのはボリスの家から出てきたヤツらと向かうヤツらがすれ違ったときに
起こる多重事故ですな。「アレ?何だ?」と思わせた瞬間に怒涛のごとく展開する
シーンで非常に印象に残った。ウマい作りだと思う。
音楽もスタイリッシュでカッコいー。サントラもオススメ。
マフィアの関わってる裏社会で事件が起こりゃ、凄惨な場面のオンパレードなわけだが、そんな場面をことごとくコメディタッチで描いていく。
直接的なエグいシーンなどは映さないのも相まって、不快感もなく観やすく、なんとも不思議な笑いが。
登場人物が沢山出てくるが、その誰もが個性的かつ とても魅力的なので最初の方で混乱しても観終わる頃にはスッキリ!
それだけ話が良く出来ているという事でもあると思う。
当時はジェイソン・ステイサムも良かったのに、今はなんでアクションスター路線に逝ってしまったんだ!
ブラッド・ピット演じるミッキーをはじめ、登場する「パイキー」の人達はものすごい訛りでそれをネタにしたギャグシーンが頻繁に入ってくる。
なので英語訛りを聞き取れない方は吹き替えで観た方がより楽しめる。
吹き替えも声優の方が頑張って、上手いこと出来ている。
ブラピがギャラが安くても良いから自ら出演をお願いしただけのことはある。
私のようにイギリス映画ファンやパンキッシュな人達にはたまらない逸品。