予備知識無しでユアン・マクレガー様目当てで購入した。
アメリカでの公開当初、興行収入が伸び悩み主演の二人が非難されたらしいが個人的にはめちゃくちゃ楽しめる作品。
中でもユアン様演ずるリンカーンを執拗に追い、自らの手で殺そうとまでしてしまう科学者を演じたショーン・ビーン氏も大のお気に入り 。
映画の内容も王道のハリウッドらしい大作なのだが、ショーンのファンは必見!眼鏡あり、白衣あり、スーツ姿ありと、素敵な笑顔を振りまく彼をもう一度堪能して頂きたい。
人間が神の領域を侵して生命の創造に関わってはいけないのではないかという思いが強くなる。
クローンとして作られた人間は、あくまでも人間としての扱いは受けずに、ただの植物と同じだと見なされ、健康な臓器を提供する材料にされるという信じがたい話。
でも、動物のクローンは現実に作られてるし、その技術はすでに人間にも応用が利く段階に入っているだろうから、これはもう映画の世界に止まらない話題ではないのだろうか。
クローン人間にしても、アンドロイドにしても、命の重さに変わりはないはず。
近未来に人間が犯しかねない大きなミスを、この映画は警告してくれていると思う。
マイケル・ベイ監督の妥協しないアクションの凄さ、凄まじさはもう超人的。
スカ・ヨハ演じるクローンが、超高層ビルから落ちそうになるという絶体絶命の危機に「死ぬのは嫌だ!」と必死になって、明確な生きているものの意思を伝えるところは、何かこころが洗われるような輝く光が差し込むような感動を覚えた。
1億2千ドル以上の製作費を掛けただけあって、近未来の巨大な超高機能施設を創り上げており、表の顔と裏の真実との流れをものの見事に立体的に描写している。
「静」から「動」に移り変わる内容に釘付けになった。
ブシェミ…いつ見ても良い!
スカーレット・ヨハンソンがとにかく綺麗すぎる。
大好きな女優様。