冬恒例の、お気に入りのもふもふパジャマ×2色。
実家の母がくれたもので、デザインはいまひとつ。けれどもあったかくて肌触りも良く、寒い夜の楽しみのひとつでもある。
肌触りの良さを満喫しているのは私だけではなく、自宅にいると十数分に一回はまとわりついてくる甘々次男、身長170cm超えしても心はまだ年齢通り小学生の長男とに交互に抱きつかれたり、さすられたりしている。
五感、特に嗅覚が過敏な次男はバフッと後ろから抱きつき、フーン!と鼻を鳴らしてこう言った。
「ママ、なんかお花みたいなにおいするね。」
こいつ彼女や配偶者ができてもこんなことやるのかな・・と少々懸念したがまあ今そんな心配してもな、と気を取り直し、そんなステキなものかね?などと苦笑いしつつ、
「オバチャンくさいんじゃない?」と若干、本音を添えて返答するも、「そんなのしない!いいにおいがする。」と言い切られてしまった。
試しに検索してみると、
「自分では汗臭くてイヤだなと思うのに、子供はクンクンして嬉しがる」事例は世に多い。
園児時代、酔って帰宅した母親に泣きながら抱きしめられた事をふと、思い出した。
既婚女性がフルタイムで働く事が今よりも少しだけ特別視されていた時代。
母も、仕事と家庭のはざまで疲れたり、悩んだりしていたのかも知れない。
寝ぼけていて状況はよくわからなかったけれど、母からはいつもと違うにおいがした。
多分、汗とアルコールのにおいだったのだろうけれども、それを私は「くさい」とは思わなかった。
むしろ、嬉しかったし、安心した。
いつかは息子たちに「ママくさくてヤダ。」とさえ、言われもしない。
そんな日がくるのか、否か。
「おかあさんって、いいにおい。」に甘んじる事無く、各種老臭/老醜には厳重注意。かも。
ヒトとして、年輪重ねるごとに芳しくありたい……なんてね。
では、また。