「10時5分前」が9時55分だと理解できず、
「10時5分」としか思い及ばず。
若さゆえの焦りといらだちから怒り狂った母に、地獄の時計特訓を受けた忘れもしない、小1のあの日。
今、息をするかの如く時系列が理解できるのはあの時の恐怖の思い出があるからだけじゃないんだろうな……
と、結構難しくなってきた小4次男の宿題を採点していてふと、思う。
「だって、長い針さんが10時から、
5だけ前に進んだら10時5分やん!」
そう、母にケンカを売れなくて、
メソメソ泣いてはまた怒りを買った思い出。
そうは言えども。
基本的に仲は悪くないし、生き方の戦歴的には尊敬に値するし、何より、私を金銭的には何不自由ない環境で、育成してくれた。
それについては、後続したい先達である事には間違いはない。
「個々人にあつらえたような教師はいない。
教師も人間で感情や過去や、自分自身がある。だから、成し遂げたければ結局、自分自身で選択や努力を重ねるしかない。」
この考え方の根には、なったな。
この、個人的時計問題。
いやー。
しかし。
おかあさんも……
たいへんやったやろな。
こんなムスメ。 笑
では、また。