「あの、どうかされましたか?」
信号待ち中。初老の女性に不意に、声をかけられた。
「涙流してらっしゃるからね、大丈夫かなと思って。」
「ありがとうございます。
この時期は目が乾いて…すみません。」
瞳の色素が薄く陽光に弱い事に加えて、
昨今進むドライアイ化。
よって今時期の自転車通勤時はわりと、ガチ泣きレベルの大粒の涙。
勘違いとはいえ、声をかけてくださった方の優しさにふと、これまでに受けた、様々なさりげないあたたかさが重なった朝。
元来泣き虫な質ではあるが、
このサイトに来たばかりの頃の涙は、ほんの少しだけだが悲しいものが多かったように思う。
しかし時間経過と状況変化により、喜びや感動の涙の割合が少しずつ増えて、今がある。
何より、
増減ありつつもこの世界観の多様性に存在意義を見出しそして、ささやかな愛を確かに感じ続けていること。
その事を、稀少な宝物のひとつのように思えることが、
変わらず、密やかに嬉しい。
声かけ、気にかけは時に、拒否されて遠ざけられることもある。
それでも、琴線に触れた事象に対してなるべくなら、見て見ぬふりはしたくない。
初老の女性の帽子の下に流れる、銀髪の美しさを思い出しながらそう、あらためて。
ギアブランド「フォーリマ」にて、
超絶わかりにくいコスプレ失礼。
瞳の色は、
採光の加減はありますが加工ではありません。
ウソかマコトか、虚か実か…
信じるのは、貴方次第です。
なんてね。
では、また。( *´꒳`* )