日曜朝。
小さな布を、小さく赤く染める楕円に思わず声が漏れた。
約3週間前、約3ヶ月ぶりに同じ状況になった時と同じ驚き。そして、苦笑。
東から昇る太陽が、西に沈むぐらいきっちり28日周期を保持していた月経が突然、身にたいした覚えも無いのに２ヶ月、来なくなったのが４年前。
更年期のはじまりですかね？と産婦人科で診断していただいて以降、28日に戻ったりまた、2ヶ月間隔が空いたりという乱調を繰り返してきたがさすがに、経年という「慣れ」は素晴らしい。
乱調、と感じていた不規則さもようやく、日常となりつつあり。
予想通り、予定通り、計画通り。
時にはすべてを力技で押して押して、思い通りにしてきた、してこれた。
そんな時代も、部分的にせよ少しずつ変化し始めているらしい。です。
準備していた生理用品からは、
大好きな香水の香り。
一緒にしまっておいたら期待通り、香りが移ってくれた模様。
12歳後半、体格のわりには遅めの初潮。
けれども、遅まきながらの出発が嬉しくそして、誇らしかった自分をいま、よりいっそうに、いとおしく想う。
あの時の自分のココロは今でも確かに、自分の中に生きているという、そのことが。
そういえば数日前、久々に満員電車に乗った時。
目の前の眼鏡男子の、閉じた目のまつ毛が一体どうしたんだというぐらい綺麗に見えて約20分ぐらいたいそうに眼福でありました。が。
「もしも抱き締められたらシラフでも、理性を保つ自信は皆無だな。」
下車した後しばらく止まらなかった、
常ならぬ下腹部の脈動とあたたかさは今思えばもしかして、
降ってわいたような鬼ならぬ「おんなの攪乱」だったの。かも？
なんてね。
では、また。