アメリカンモダニズムの先駆者であり、新・女性像の提唱者。
サンタフェから車でおよそ1時間、海抜およそ2000mの砂漠地帯の中、アビキューという小さな村に、画家ジョージア・オキーフの伝説の自邸があります。それは、オキーフのアートであり、人生観そのものでした。
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ニューヨークで暮らしていると、芸術家に必要な孤独は得られないという苦悩の果て、静寂と自立を求め、1929年、ニューメキシコの旅へ。
1940年にまず、荒涼とした土地、ゴーストランチで家を購入。
そしてアビキューの家を買ったのは1945年、オキーフ58歳の時。
ちなみにプエブロ復活様式と呼ばれるこの家のスタイルは、初期スペイン系入植者のアドビの家と、プエブロ・インディアンの地域共同型住居とのミックス。屋根の高さは部屋ごとに変わり、広さも異なるという自由さ。
1949年、オキーフはニューメキシコに生活の場を完全に移します。
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Georgia O'Keeffe(1887-1986)
花モチーフやNY摩天楼、ニューメキシコの大自然を描いた作品で、今なお絶大な人気を誇る。
夫アルフレッド・スティーグリッツ(写真家・アートディーラー)による優れたイメージ戦略と支援により、1920年代、すでに伝説の画家としてその名を馳せていた。
(2022年09月09日 美湖)