シャルトリューズ（Chartreuse）、このリキュールの魅力は美味しいことは勿論、レシピが秘伝であることでしょう。
大切に受け継がれてきたそのレシピは、現在でもごく僅かなカルトジオ会の修道士によって厳格に守られています。
その歴史は1605年、シャルトリューズ修道院の修道士が当時のフランス王に仕える人物から書物を譲り受けた時から始まりました。
ここには、レシピであるハーブや植物の名称が書かれていたものの解読が大変難しく、多くの錬金術師などによって長年研究されました。
1764年、ようやく、シャルトリューズの起源である『Elixir Végétal エリキシール・ヴェジタル』が完成しました。（※）
よって、詳細な製造法は明らかにされていませんが、ブランデーをベースとして、砂糖、アンゼリカ（セイヨウトウキを蜜煮にしてから乾燥させたもの）、シナモン、ナツメグをはじめとする130種類のハーブを加え、樽で熟成（最低でも3年）、5回の浸漬と4回の蒸留を経て調製されるということだけが公開されています。
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elixir•••錬金術で飲めば不老不死になれると伝えられる霊薬・万能薬
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