ネットの海には「女性向けアダルト動画紹介」という趣旨のサイトがいくつか、存在する。
単身有休日の贅沢、昼日中の長時間半身浴の後などに気が向くと、つらつらと閲覧したりする。
女風呂と同じ原理で同性という安心感があり、
さらに同性の裸体に欲情するという性癖があるため、鑑賞するのは主に百合作品だ。
綺麗なお姉さんたちの目、舌、手の絶妙な動きをながめながら真似ながら、誰はばかることなく自然に声をあげて昇天できる。
そんな、滅多とない貴重なひととき。
賢者モードに入りてふと「異性に対し、例えば自分なら眼鏡やしぐさに欲しても、裸体に欲する女性は意外と少ないのかも知れない。」などと、埒も無い事を考えたりもする。
ミロのヴィーナスの乳房に子宮を揺さぶられても、ダビデの股間に対しては、「あなたの肉体美はあいわかり申したから、とりあえず前隠したら？」みたいな気持ちになる。そんな感じ。
異性間性行為が嫌いなわけではない。
ただ、自分とは異なる性器や性感を持つ相手の、動向や感じ方が常に気になるがゆえに、究極の忘我状態に滅多となれぬのがもどかしいだけである。
そんなわけで究極の忘我状態を得るべく先日、冒頭のサイトをのぞいてみたところ珍しく、心身の琴線に触れる異性間性交作品に出会った。
夫に冷遇されている隣家の美人妻に心身ともに惹かれていくボク、というありがち設定ながら、出演者の演技が実に秀逸だったのである。
実在しそうな薄倖の美人妻に、これまた実在しそうな、若き日のオザケンに似たベビーフェイスなボク。
主演のふたりに不思議な清潔感があり、冒頭部分だけなら性的な香りがあまりしない。
ストーリー展開の速さに苦笑しつつも、
「諸々いきなりではあるけれどまあ、わからんでもないかな。この状況なら。」と納得できてしまう。
ボクのほうが美人妻よりもほんの少し、背が低いのも佳きかな。
鑑賞後にボクについて調べてしまい、眼鏡姿が見つかって自閉的に身悶えしたのはまた、別の話。
作品タイトルは今時の流行りなのかえらく長いので、紹介省略。
気になられた方は「明里つむぎ 結城結弦」でぜひ、ご検索をば。すぐに見つかりますゆえ。
自慰ブログ書く書く詐欺を今回、数年かけて返上できて大満足。
そんな、水曜の昼休みにて。
では、また。