開始から2ヵ月越しの目標を、嬉しい事に達成できた日。
弁当作製はお休みとし、久々のカフェランチ。
アボカドの緑、ケチャップの赤、マスタードの黄色の三つ巴が鮮やかに映る、昼休み。
食べ始めに気づいたのは、この手の食べ物を落とさずこぼさず、美味しくいただくには、「ほおばる」のが正解だということ。
黙食だし良かろう、という事で、いつになく大口を開けて、がぶり。
指先についたケチャップをペロリとなめて、ああ、食とはやはり、本能を呼び覚ます側面をもった行為なのだなと実感。
「美味しそうに食べるよね」と誰かに言われて嬉しかったのは遠い昔、幼い息子たちを監視しつつ立ち働きながら食事を済ませるという状態が何年も続いた結果、本能で咀嚼するような食べ方をあまりしなくなって久しい。
数年前、何を思ったのか「もう少しグランレディぽい艶出をせねばならぬ」などと企図し、セルフ・プレジャー動画を作成した事があった。
言うほど大胆なものではなかったがその時「本能的な自分も、もしかしたら、まんざらでもないかも知れない」と意外な感想を持った。
結局、掲載する決心がつかずにデリートしたけれど、今でも「あれで良かったのだ。」という安堵しかない。
近頃、一部のあいだで「咀嚼動画」なるものが流行っているらしいと聞いた。
詳細は知らないが文字通り、ひたすら食べ物をむさぼる様子を動画撮影したものである様子。
動画の是非はともかくやはり、食事も色事も、本能表出とともに、限定公開の秘め事である点にこそ「味わい」があるのではないかと・・・
個人的にはそう、思う。
では、また。