メイのカレイドスコープEye(153)
メイ(55)
長野・天然系

春よ、来い

22/2/22 01:43
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ご訪問ありがとうございます。

羽生選手のエキシビションで演じられたこの作品は‥
いつも行っていたアイスショーでピアニストの清塚信也さんとのコラボレーションで産まれました。
残念ながら‥その場には いなかったのですが
とても好評でした。

どうしても観たくて、3年前の世界フィギュアのエキシビションでさいたまスーパーアリーナに行きました。
その時は‥リンクに月が投影されて‥
とても幻想的でした。
淡く儚い春の夢のように感じました。

2年前の長野で行われた全日本フィギュアでも‥
その時は‥春の生命を感じられるような力強くも‥
儚いように感じました。

今回、北京で演じられたこの作品は‥
寒さに耐えながら‥
春を待つ桜の化身のように感じました。
それは‥ちょっと切なくて‥
彼の気持ちを現しているように‥。

そして‥ 世の中に本当の春が来るように‥
という祈りのように感じました。

彼のインタビューや会見で語られた言葉‥
今まで以上に 心に迫るモノがありました。
今もまだ‥少しの葛藤はあるのだろう‥けど
それでも報われないこともしあわせだということを‥
彼の潔さと芯の強さを またひとつ深く感じました。

今回 余韻の音が‥ひときわ強く感じたので 過去の映像を見直してみました。
世界フィギュアは‥コロナ前だった為、最後は歓声にかき消されてしまい確認できませんでした。
全日本は‥コロナ後で歓声の規制があった為、
とても静かでした。
やはり今回は‥最後の音が強かったように思います。

コロナ禍の中、練習拠点のカナダに戻れず‥
1人でずっと練習をして来た中
清塚さんとの「春よ、来い」に救われたと‥。
この曲の最後のスピンの部分、
黒のグリッサンドというピアノのテクニックが使われている所‥ピアニストの命の指が血だらけになるとのこと‥
それでも作品に懸ける想いが‥ 2人の絆を感じます。

今回のショートも清塚さんにお願いしたというのは納得ですね。

途中で氷の欠片を上に投げる所は‥桜が舞うように見えるのですが‥今回は見えませんでした。

コロナがおさまり おだやかな春が来ますように‥。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
良い1日になりますように‥。
(c)gran-tv.jp