「ある女性と、交流してみる気はありませんか?」
思いも寄らないご依頼をいただいた、少し前のとある宵。
送り主は、GRANでブロガーをしておられる男性。
同じサイトでそれぞれの表現活動を遠巻きに眺めつつ、気づけば5年。
ごく時折やり取りはあるものの「親しき仲にも距離と礼儀あり」という事をわきまえた、付かず離れずの程好い関わり。
訳を問えば、たいそう魅力的に感じる女性がおられて、草薙さんと感性的に通じるものがあるのでは…と思われたとの由。
以前もまったく、予想だにしなかった巡り会いをある女性会員の方と果たしていて。
今では、懐かしき…
そして、少々切ない想い出。
その頃を思い出し、多少の逡巡。
出会い、そして交流が甘美であるほどに、
事後のかすかな痛みもまた、ありき。
逡巡しつつもしかし、せっかくの機会。
申し出を謹んで、お受けする事に。
「あくまで、私とその女性との交流目的のみ」
そして「サイトで知り得た男性の情報などは一切、お互いに話題にしない」という誓約を立てた上で、仲介をお願いしたのでした。
かくて。
かの女史との、のんびりと、気の向くままの交流が始まりました。
お互いの書いたもの、掲載した写真、その他リアの話題… 気長に、やり取りをさせていただいております。
私の浅薄な艶戯ではけして醸し出せない、女性そのもの直球の美と、知性と品と遊び心にあふれた、芳香。
それでいて、まるですぐ隣にいるような親しさのある、唯一無二の風情。
最初から追い付くのを放擲して、少しだけ…
ほんの少しだけでも、かの女史の風情に、習わせていただければ…と。
「女大学」ならぬ、
「魅!女塾」といった風でしょうか。
…… ほら。
こういう事書くから駄目なんだって。
草薙さん。
ともあれ。
かの女史にご紹介に預かった香水「図書館のささやき」を夢路のよすがに、今宵も揺蕩うといたします。
では、また。