メイのカレイドスコープEye(153)
メイ(55)
長野・天然系

雨の金曜日

21/6/5 00:59
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ご訪問ありがとうございます。

昨日の出来事です。やはり雨でした。
正午に玄関チャイムが鳴り、ドアを開けるとネコ友のご近所さんが、白地に茶トラの子猫を胸に抱いていました。
実は、子猫達はここ数日 行方不明になっていました。
「ミケちゃんはいるかな?」どうやら子猫達は、ご近所さんの裏庭によく出没しているようでした。雨が降って来たのに、この子だけ取り残されていたから‥ということで、
私と彼女は、ガレージを通ってうちの庭へ‥。
庭に行くと、縁側に母ネコ達2匹がいました。でも私達のことを警戒して庭の奥へと逃げてしまいました。
縁側に子猫を置くように促し、少し離れた所で見守ることにしました。 すぐに母ネコ達は、その子に駆け寄り、なめてあげていました。 私達は、ほっとしました。
他の子達はどこに行ったのだろう‥と。

私は出かける用事があり、夕方 帰宅してから猫達の様子を見に庭へ行きました。 3匹の猫達の姿を確認して安堵しました。立ち去ろうとしたその時、縁側の下に横たわる白地にキジトラの子を見つけました。 眠っているのかな?と思い
手を近づけましたが、まったく反応がありません。
母ネコ達も、こちらを見ているだけ‥。 私は その子が亡くなっているのではないかと思い、ご近所さんの家に急ぎました。幼稚園児くらいのお孫さんも一緒に来てしまい、私はためらいましたが、一緒に確認しました。
私は理由あって、その子に触れることが出来ません。
彼女の手は、とてもやさしくその子をなで、もう冷たくなっていると告げました。「 おうちに帰って来れて良かったね‥。」‥と。 二人で涙しました。
「 どうして死んじゃたの?」その言葉に詰まりました。
子供は なんて正直なのだろう‥。「 雨に濡れて 寒くなっちゃたから‥かな?」 と彼女はやさしく言いました。
ああ‥良かった。死を前にするのは まだ早いのでは‥と思っいたので‥この子は、それをきちんと受け止めている…。
その存在に少し救われた気がしました。
帰り際に、彼女からお友達にならない‥? と告げられ 私達はこれから下の名前で呼び合うことにしました。
実は、彼女の名前を知らなかったのです。その後、そんな話になりました。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
良い1日になりますように‥。
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